令和2年度 京都大学情報学研究科 公開講座

数理と情報で道を拓こう

2021年3月13日(土) 13:00~16:30


概要

我々の身近で利用する車や電車、飛行機を安心して利用できるのは、 その物理的・数学的な仕組みを解き明かし、安全に利用できるための工夫がされ続けてきたからです。 また、昨今の情報化社会による人工知能の急速な発展や他の次世代技術の発展にも同様に、 確固たる理論がこれらを支えています。 本公開講座では、「数理」「情報」を用いた様々な学術分野について紹介し、 過去から現在までどのように道を拓いてきたかを皆さんにお伝えします。

京都大学

プログラム・講演内容

飛行機はなぜ飛ぶか?という素朴な疑問から始め、流体力学からわかる揚力の数理を、 過去から現在まで、視点を様々に変えて紹介します。

数学でいろいろな関数の最小値や最大値を求めるのは何のためだろうと考えたことはあるでしょうか。 こうした問題は最適化問題と呼ばれています。最適化問題を解くことはそれ自体も面白いですが、 実は社会でも大いに役立っています。そのような数理最適化の世界の一端を紹介します。

動きのあるものを狙い通りに操るための方法を考えるのが制御の役割です。まず数学や物理法則を用いて、 動きを書き表すことから始めます。こうしてできた数式を数理モデルと言います。数理モデルに対して、 効率のよくなる操作方法を与えて、制御則を作ります。ここでは制御則設計において数理モデルが有用であることを 講演者の経験を含めてお話しすることにします。

画像認識、自然言語処理、ディープラーニングなどの AI 技術では、統計学や機械学習といった 研究分野が基礎となっています。このような「AIやデータサイエンスの中身」について最新の話題も取り入れつつ、 地味な数理のお話をしたいと思います。


開催詳細

  • 日時 : 2021年3月13日(土) 13:00~16:30
  • 場所 : オンライン開催(Zoom ウェビナー)
  • 対象 : 高校生・中学生・および一般
  • 定員 : 最大450名
  • 参加費 : 無料

参加申し込み

  • 参加申し込みは締め切りました。
  • 多数のご参加、ありがとうございました。なお、講演の動画やスライドはこちらで公開しないこととなりましたので、ご了承ください。

アクセス方法

  • 参加申し込み後に、承認された方には確認のメールが届きます。 ご連絡には時間がかかる場合があります。 (講座前日17時までには返答いたします)。
  • 当日は、そのメールに書かれているURLを用いて、Zoom ルームに入室してください。
  • 当日は、12時30分から入室可能となります。
  • ルームには、申込者1人(団体の場合は各団体)につき1つの端末 (スマートフォン、タブレット、PCなど)から入室頂くようお願い致します。

  • ※ Zoom のダウンロードは こちら
  • ダウンロードおよびインストールに関してはご自身でお願いいたします (補助はいたしません)。 また、すでにご利用されている方もバージョンが古い場合は最新版をご利用ください。

  • ※ 申し込み等の情報は、本公開講座でのみ利用します。

お問い合せ先

京都大学情報学研究科 公開講座事務局
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